第45話 円盤が来た

円盤が来た
円盤が来た

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ストーリー

天体望遠鏡で星を見るのが趣味で、彗星を発見して自分の名前を付けるのが夢という町工場に務める青年・福新三郎は、ある夜、天体望遠鏡で星を見ていた時に円盤の大群を発見し、ウルトラ警備隊に通報した。

その夜は、福新以外のアマチュア天文家からも円盤発見の通報がウルトラ警備隊に数多く寄せられたが、天文台などの専門家は、円盤襲来を否定するばかりだった。

次の夜も福新は円盤を発見し、写真も撮影し、それをウルトラ警備隊に持ち込むが、アマチュアよりも専門家の言うことを信じるウルトラ警備隊は、まともに取り合わなかった。

大発見だと思った円盤襲来を間違い扱いされた福新が、知り合ったばかりの不思議な少年の家を訪れると、そこにはたくさんの天体望遠鏡が置かれていた。

そして、その一つを覗いてみると、そこにはまた円盤の大群が見えた。少年の正体は、ペガッサ星雲第68番ペロリンガ星からやって来た宇宙人で、天文台などの専門家たちが円盤襲来に気づかなかったのは、円盤を星に見えるように強力な磁気と不透視バリアーでカモフラージュしたためだったのだ。

ペロリンガ星人に促され、福新はまたウルトラ警備隊に電話をかけるが、その電話はもう本部に繋がれもせず、適当にあしらわれた後で切られてしまった。

呆然としている福新にペロリンガ星人は、「私は地球に飽き飽きした君を君を星へ連れて行ってあげるよ もう随分大勢の地球人を私は星へ連れて行ってあげたんだ ほら、ある日突然蒸発していなくなった人たちが君の身の回りにもいるだろう」と話しかける。

しかし、その頃、ウルトラ警備隊は、福新の持ち込んだ写真に一瞬の露光では写らないはずの星が写っているのは、それが本当の星ではなく、星に偽装した円盤群であるためだとようやく気づいていた。

ウルトラホーク1号が発進し、円盤群と交戦、さらにウルトラセブンとペロリンガ星人が戦い……ペロリンガ星人による地球征服は阻止された。

星の世界へと行き損なってしまった福新は、また飽き飽きとしていた日常へと戻っていった。

ウルトラセブン 第45話『円盤が来た』の謎

ペロリンガ星人が星に連れていった人たちはどうなったのか?

『円盤が来た』に登場するペロリンガ星人は、上記のように福新に何人もの地球人を「星へ連れて行ってあげた」と語っています。

ペロリンガ星人は、地球に飽き飽きし、星の世界に行ってしまいたいと願っていた福新にシンパシーを感じていたようですから彼に対して嘘をついていたとは思えません。

したがって、実際にペロリンガ星人は何人もの地球人を実際に星へ連れて行ったのだと思いますが……連れて行かれた人々は、その後、いったいどうなったのでしょうか?

円盤群が地球に襲来していたらどうなっていたか?

『円盤が来た』に登場したペロリンガ星人の大円盤群は、結局、地球に襲来し、攻撃を開始する前に撃墜されてしまいました。

もしも、ウルトラ警備隊が、円盤群の存在に気づくのが遅れ、円盤群に地球に襲来されてしまっていたら、いったいどうなっていたのでしょうか?

隙を突かれた地球は、なす術もないうちにペロリンガ星人に征服されてしまっていたのでしょうか?

ウルトラセブン 第45話『円盤が来た』の謎への推察

福新が夢見たような世界でノンビリ生きているのではないか

「いいだろう 星は奇麗で 星の世界へ行ってしまいたいよ」(福新)

「僕がお兄ちゃんの望みを叶えてあげるよ 奇麗な星の世界へ連れて行ってあげる」(少年の姿をしたペロリンガ星人)

「いいだろうな 星の世界で暮らすのは のんびりと誰にもわずらわされず」(福新)

といったやりとりをしていた時のペロリンガ星人が、福新に対して悪意を抱いていたとは考えられません。

もしも、福新が、そのまま星の世界に行っていたら、彼はそこでのんびりと誰にもわずらわされない日々を過ごせるようになっていたのではないでしょうか。

そうだとすれば……ペロリンガ星人によって星に連れて行かれた人々は、福新が夢見ていたみような、のんびりと誰にもわずらわされない日々を送るようになっていたのではないかと推察します。

ウルトラホーク1号1機に撃墜されまくった円盤群では…

ペロリンガ星人は、円盤を星に偽装することによって、ウルトラ警備隊やウルトラセブンに気づかれないうちに円盤群を地球に襲来させるつもりでいましたが……たとえその目論見が成功していたとしても地球を征服できた可能性は極めて低いのではないかと思います。

なぜならば、ペロリンガ星人の円盤群は、ウルトラホーク1号1機に撃墜されまくってしまう程度の戦闘力しか有していませんでしたからね。

その程度の戦闘力しか有していない円盤群では、計画どおりに地球に襲来できていたとしても、たちまち地球防衛軍によって殲滅させられてしまっていたものと思われます。

ウルトラセブン 第45話『円盤が来た』の研究ポイント

福新は円盤に乗っていた!

完成作品『円盤が来た』では尺の関係でカットされてしまいましたが、撃墜された円盤の一機から福新が這い出て来るシーンが撮影されていたといいます。

福新はペロリンガ星人の円盤に乗り、星の世界へと旅立ちかけていたのですね。

昭和特撮ファン・昭和テレビマニアにとって忘れられない名優=高野浩幸登場

『円盤が来た』でペロリンガ星人が擬態した少年の役を演じていた高野浩幸さんは『帰ってきたウルトラマン』第15話『怪獣少年の復讐』(『帰ってきたウルトラマン』には他の回にも他の役で出演)やケンちゃんシリーズなど数多くの昭和のテレビ番組に出演された名子役~名優です。

『超人バロム1』やNHK少年ドラマシリーズ『なぞの転校生』では主役を務め、平成になってからでは、大人になった高野さんが『ウルトラマンティガ』にキリエル人の役で出演されていましたね。

【2017年10月16日】

続けて 各話研究 第46話『ダン対セブンの決闘』のページをご覧ください

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