ウルトラセブンの謎を徹底的に考察・研究 第21話『海底基地を追え』の謎を解き明かす
ウルトラセブン考察・研究 各話研究21
第21話 海底基地を追え
海底基地を追え
by Amazon
ストーリー
謎の海難事故が相次いで起こった。漁船・第三黒汐丸が最期に残した言葉は「戦艦大和らしい姿が海上に現れた」というものだった。
ウルトラ警備隊は潜水艇ハイドランジャーで調査に乗り出すが、アマギの搭乗したハイドランジャー2号、そして、フルハシの搭乗したハイドランジャー1号が次々に謎のヒトデ型円盤によって操縦不能にされてしまう。
ヒトデ型円盤は、海底に沈んだ戦艦などを再利用し兵器(爆弾ロボット)に仕立て上げ、世界各地で事件を起こしていたミミー星人のものだった。
伊豆下田に現れた戦艦大和を元に造られた兵器=アイアンロックスにダンはウルトラセブンに変身して立ち向かうが、手枷・足枷によって動きを封じられてしまう。
爆弾ロボット=アイアンロックスが自爆する時が迫り、セブンは窮地に陥るが、なんとか手枷・足枷を破り、エメリウム光線でアイアンロックスを撃破する。
ミミー星人はハイドランジャーを操縦不能にさせていた光線を止め、逃亡を図ったが、ハイドランジャーの攻撃によって撃墜された。
ウルトラセブン 第21話『海底基地を追え』の謎
ミミー星人はアイアンロックスの爆発を早められなかったのか?
『海底基地を追え』でダンがウルトラセブンに変身し、アイアンロックスに立ち向かったのは、爆弾ロボットであるアイアンロックスが爆発する時間まで13分を切ってからでした。
ミミー星人は、アイアンロックスでウルトラセブンを手枷・足枷で動けないようにして、爆発の時間がくるまで身動きを封じておくつもりだったようですが……爆発を早めることはできなかったのでしょうか?
時間がくるのを待たずにアイアンロックスを爆発させていれば、ウルトラセブンを倒すことができたと思うのですが……。
ミミー星人はハイドランジャーを操縦不能にしている間に撃沈できなかったのか?
ミミー星人の円盤は、ハイドランジャー1号・2号を長時間にわたって操縦不能にさせていました。
しかし、自らがその場から立ち去るためにハイドランジャーを操縦不能にさせていた光線を止めてしまうと、たちまちハイドランジャーの反撃に遭い、撃墜されてしまいました。
操縦不能にしている間に攻撃していれば、ハイドランジャーを簡単に撃沈することができたはずですが、それはできなかったのでしょうか?
ウルトラセブン 第21話『海底基地を追え』の謎への推察
アイアンロックスはあらかじめプログラムされた動きしかとれない!?
もしもミミー星人がアイアンロックスを遠隔操作によって操っていたのなら、やはり爆発時間を早め、ウルトラセブンを爆発に巻き込んでいたはずです。
それができなかったわけですから、アイアンロックスは、遠隔操作では動かせず、あらかじめプログラムした動きしかとれない爆弾ロボットだったと考えるべきでしょう。
ウルトラホーク1号・3号・ポインター・ウルトラセブンに対してアイアンロックスはちゃんと狙いを定め、攻撃をしてきていましたが、それも、敵が現れた際には自動的に攻撃するようプログラミングされていたと考えれば納得できます。
ミミー星人の円盤には攻撃用の武器がなかった!?
ミミー星人の円盤には、相手の動きを封じるための武器は装備されていても相手を破壊するための武器は装備されていなかったのではないでしょうか。
ハイドランジャーを撃沈せずに操縦不能状態を解除してしまえば反撃に遭うことは十二分に予想できたはずなのに、それでもハイドランジャーを撃沈しないまま操縦不能状態を解除したのですから、その可能性は非常に高いと思います。
地球を攻撃するための爆弾ロボット=アイアンロックスを地球の海底に眠っている戦艦などを使って造っていたミミー星人が無駄なことが大嫌いだということは想像に難くありません。
ですから、攻撃用の兵器ではなく、移動用の乗り物である円盤に相手を破壊できる武器を装備することは無駄と考えたとしても不思議ではありません。
続けて 各話研究 第22話 『人間牧場』のページをご覧ください
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