第17話 地底GO!GO!GO!

地底GO!GO!GO!
地底GO!GO!GO!

by Amazon

ストーリー

朝池炭鉱で落盤事故が起こり、地下1000mに一人の青年が取り残されてしまった。実は、この青年=薩摩次郎は、ウルトラセブンが地球人に変身する時に姿と魂をモデルにした人物だった。

次郎は友人と登山中に宙づりになり、友人の命までを危険に晒さないようにするためにザイルを切って自らを犠牲にしようとした事があったのだ。ウルトラセブンは青年を救い、その勇敢な行動と自己犠牲の精神に感動し、彼の姿と魂をモデルにすることにしたのだ。

マグマライザーで地底に挑んだウルトラ警備隊は、何者かの妨害に遭った後、謎の地底都市を発見。地底都市には謎のロボットが活動していた。

ロボットに捕まり、処刑されそうになったダンはウルトラセブンに変身し、窮地を脱する。

ウルトラ警備隊は地底都市を爆破し、次郎を救出し、地上へ戻った。

ウルトラセブン 第17話『地底GO!GO!GO!』の謎

ウルトラ警備隊の地底基地爆破は正しい行動だったのか?

地底GO!GO!GO!』で発見された地底都市は、いつ、誰によって、何の目的で築かれたものなのかが全く判明していませんでした。

それにもかかわらずウルトラ警備隊は、それを調査しようともせずに地底都市を爆破してしまったわけですが……はたして、それは正しい行動だったのでしょうか?

しかも、ソガ、アマギ、アンヌはダンと合流する前に地底都市内にMS爆弾を仕掛けているのです。地底都市内に捕らわれているダンを都市もろとも吹き飛ばしてしまう危険性は全く考慮しなかったのでしょうか?

ダンと次郎がソックリなことに誰も気づかない!?

朝池炭鉱の人々はダンが次郎にソックリなことに、そして、ウルトラ警備隊の隊員たちは次郎がダンにソックリなことに気づいても当然だと思いますが……炭鉱の人々も隊員たちも誰もその事に触れてはいませんでした。

誰もダンと次郎がソックリなことに気づいていなかったのでしょうか?

ウルトラセブン 第17話『地底GO!GO!GO!』の謎を推察

疑わしき者、未知なる者は滅ぼすのがウルトラ警備隊!?

地底都市は地球侵略を企む宇宙人が密かに築いていた基地だった可能性もありますが、人類とは別の地球で誕生した種族(地底人?)が築いていた都市だった可能性もあります。

どうやらウルトラ警備隊は、未知なるものはすぐに人類にとっての脅威と判断し、すぐに殲滅にかかる体質があるようですね。

後にノンマルトの海底都市を殲滅させてしまうことになるのもウルトラ警備隊のこの体質があればこそのことだったと言えるかもしれません。

ダンと合流を果たす前にMS爆弾を仕掛けていた事については、まさかダンの救出よりも地底都市爆破をソガ、アマギ、アンヌが優先していたとは思いたくありませんから、爆弾をセット後、彼らはダンを捜しに行くつもりだったのだと思うことにしましょう。

ウルトラ警備隊は気づかなくても当然

救出された際に次郎は目を布で覆っている状態でしたから、次郎の顔を見たはずのソガ、アマギ、アンヌが次郎がダンにソックリなことには気づかなくても当然だったでしょう。

しかし、朝池炭鉱の人々はダンの顔をハッキリ見て、声も聞いていましたから、次郎とダンがソックリなことに気づきそうなものです。

もしかしたら、実際に気づいた者も何人かいたのかもしれませんね。ただ、次郎の命が危機に陥っている非常事態で、そんなどうでもいい事を話題にするのは自粛していたのかもしれません。

続けて 各話研究 第18話 『空間X脱出』のページをご覧ください

※当サイトの内容の無断転載・無断使用を固く禁じます

このページのトップへ

トップページへ