ウルトラセブンの謎を徹底的に考察・研究 第18話『空間X脱出』の謎を解き明かす
ウルトラセブン考察・研究 各話研究18
第18話 空間X脱出
空間X脱出
by Amazon
ストーリー
特別訓練としてウルトラ警備隊の隊員たちはスカイダイビングを行ったが、アマギとソガが行方不明となってしまう。
怪しい森に迷い込んでしまったアマギとソガは、空に浮かぶ地球を見て、自分たちが地球以外の空間に迷い込んでしまったことを知る。
アマギのビデオシーバーからの通信を聞いてマナベ参謀は、アマギとソガが迷い込んだのがベル星人が創った疑似空間だと確信。ワシントン基地にいた2年前ににマナベはベル星人が創った疑似空間に旅客機が迷い込む事件を経験していて、その時には結局、旅客機を救出できなかったのだ。
ビデオシーバーの電波を探知しウルトラホーク1号で疑似空間に辿り着いたウルトラ警備隊はアマギとソガを救出。
ウルトラセブンにベル星人が倒されると、疑似空間は徐々に消えていき、やがて完全に消失した。
ウルトラセブン 第18話『空間X脱出』の謎
マナベ参謀はなぜベル星人と疑似空間の存在を知っていたのか?
2年前にマナベ参謀がワシントン基地にいた時に体験した事件では、結局、疑似空間を発見することができず、旅客機を救出できなかったようです。
それにもかかわらず、マナベ参謀は、なぜ旅客機が疑似空間に捕らえられた事、さらには、その疑似空間を創り出したのがベル星人だという事を知っていたのでしょうか?
疑似空間の位置から地球があのように見えるのか?
疑似空間に迷い込んでしまったアマギとソガは、そこから見る空に地球の姿を見つけ、自分たちが地球ではない場所にいることに気づいたわけですが……スカイダイビングのために乗り込んだ訓練機の飛行高度よりも下に位置していたはずの疑似空間から、はたして、あのように地球が見えるものでしょうか?
ウルトラセブン 第18話『空間X脱出』の謎への推察
ワシントン基地にベル星人からの犯行声明が届いていたのか!?
消息不明となった旅客機を捜しだすことができず、疑似空間を発見したわけでもなかったら、旅客機が疑似空間に迷い込んだと断定できるとは思えませんよね。
ましてや、その疑似空間を創ったのがベル星人だと知る術などあったはずがありません。
それでも、マナベ参謀が、旅客機が疑似空間に迷い込んだ事、そして、その疑似空間を創ったのがベル星人だという事を把握していたのは、犯行声明がベル星人からワシントン基地に届いていたからではないでしょうか?
『空間X脱出』の中でベル星人は地球人の言葉を話してはいませんが、疑似空間を創り出すような科学力を持つ”知恵ある悪魔”であるベル星人が、クール星人などのように地球の言語を駆使して通信を入れていたとしても全く不思議はありませんからね。
疑似空間が特殊なシールド内にあるために地球があのように見えた
パラシュートで降下したアマギとソガが迷い込んだ後に疑似空間が、地球があのように見える位置へ移動したのではないかと考えましたが……おそらくそれはないでしょう。
なぜならば、ウルトラホーク1号が見つけ出した時も疑似空間が、それほどの高度にあったようではなかったですからね。
疑似空間内は、特殊なシールドで覆われた特殊な空間で、そのために地球があのように見えたのだと考えた方が納得できます。
続けて各話研究 第19話 『プロジェクト・ブルー』のページをご覧ください
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