ウルトラセブンの謎を徹底的に考察・研究 なぜヤナガワ参謀とボガード参謀は第1話『姿なき挑戦者』にしか登場しないのか?
ウルトラセブン考察・研究 地球防衛軍とウルトラ警備隊10
ヤナガワ参謀とボガード参謀が第1話にしか登場しない理由
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タケナカ参謀とマナベ参謀は何度も登場していたが…
『ウルトラセブン』第1話『姿なき挑戦者』にはヤマオカ長官、タケナカ参謀、マナベ参謀、ヤナガワ参謀、ボガード参謀といった地球防衛軍の幹部たちが登場していましたが……このうちのヤナガワ参謀とボガード参謀は最終回まで二度と登場することはありませんでした。
タケナカ参謀は第2話・第4話・第19話・第20話・第21話・第22話・第24話・第26話・第29話・第34話・第39話・第40話・第49話に登場しています。
そして、マナベ参謀も第4話・第5話・第6話・第7話・第10話・第13話・第14話・第15話・第16話・第18話・第23話・第28話・第30話・第32話・第33話・第36話・第42話・第49話に登場しています。
そしてそして、ヤマオカ長官でさえ第5話・第25話・第49話に登場しているのです。
それなのにヤナガワ参謀とボガード参謀は第1話『姿なき挑戦者』以降、一度も登場しなかったのはなぜだったのでしょうか?
ヤナガワ参謀の登場が抑えられたのは平田昭彦さんが『ウルトラマン』で岩本博士を演じていたから!?
何かの書籍にヤナガワ参謀が第1話『姿なき挑戦者』にしか登場しなかったのは演じた平田昭彦さんは『ウルトラマン』の岩本博士の印象が強いために登場回数を控えたといったようなことが書かれていたのを読んだ記憶がありますが……それが真実かどうかはわかりません。
なにしろ『ウルトラマン』で科学特捜隊のアラシ隊員を演じていた石井伊吉さん(現・毒蝮三太夫さん)が『ウルトラセブン』ではウルトラ警備隊のフルハシ隊員を演じていたわけですからね。
それなのに『ウルトラマン』に岩本博士役で6話登場しているからという理由で平田昭彦さんの登場を『ウルトラセブン』では抑えたと言われても俄には信じられないですよね。
ヤナガワ参謀とボガード参謀はウルトラ警備隊担当の参謀ではなかった!?
『ウルトラセブン』をつくった男たちの事情・都合・思惑などは置いておいて、あくまで『ウルトラセブン』の世界の中だけでヤナガワ参謀、ボガード参謀が第1話以外には登場せず、タケナカ参謀、マナベ参謀が第2話以降もよく登場してきた理由を推察すると、考えられるのは-
●地球防衛軍の参謀にもそれぞれ役割があり、タケナカ参謀とマナベ参謀はウルトラ警備隊の指揮をする役割を担っていて、ヤナガワ参謀とボガード参謀は別の役割を担っている
●ヤナガワ参謀とボガード参謀は、クール星人が起こした人間消失事件の解決後、地球防衛軍の他の基地に異動していた
といったところになってくるでしょうか。
ボガード参謀の所属はワシントン基地!?
なお、資料によってはボガード参謀の所属はワシントン基地となっているものもありますが……本当にそんな設定があったのかどうかは確認できていません。というよりも他の資料ではボガード参謀の所属も極東基地となっています。
ただ、第18話『空間X脱出』でワシントン基地にいた頃にベル星人が起こした事件を体験していたのは、当初はマナベ参謀ではなくボガード参謀になるはずだったようではありますが。
続けて 地球防衛軍とウルトラ警備隊11『ウルトラ警備隊の隊員たちの名前がカタカナ表記だった理由』のページをご覧ください
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