ウルトラセブンのフルハシの怪力とソガの射撃の腕前について

フルハシの怪力とソガの射撃の腕前

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フルハシは第１話『姿なき挑戦者』で

「フルハシ隊員　年齢29歳　隊歴7年　北海道出身　地球防衛軍きっての怪力の持ち主」

と紹介されていました。

そして、同じく第１話『姿なき挑戦者』の中でポインターで出動したフルハシとソガのことを止め、二人がクール星人の魔手にかかるのを阻止しようとした時にダンはフルハシにむかって「あなたがフルハシ隊員で防衛軍きっての怪力の持ち主だってことも知ってますよ」と言っていました。

そしてそして、第8話『狙われた街』ではライフル魔に撃たれて負傷したフルハシが「ああ痛え」と悲鳴をあげるた時にアンヌが「我慢して　怪力が笑うわよ」と言っていたこともありました。

フルハシといえば地球防衛軍きっての怪力の持ち主だということが、非常によく知られ、怪力がフルハシのトレードマークになっていたことがわかります。

しかし、残念なことにフルハシのこの地球防衛軍きっての怪力が『ウルトラセブン』の物語の中で特に活かされたことは一度もありませんでした。

まあ、怪力という特性は、宇宙からの侵略者との戦いが描かれることが多い『ウルトラセブン』の中で活かしどころを作るのが難しい特性ではありますから仕方がなかったかもしれませんが……やはり残念ではあります。

このフルハシの怪力と違い、ソガの射撃の名手という特性は第36話『必殺の0.1秒』で見事に活かされていましたね。

でも……ソガって最初から射撃の名手と設定されていたのでしょうか？

ソガは第1話『姿なき挑戦者』で

「ソガ隊員　年齢25歳　隊歴3年　九州出身」

と紹介されていて、特に射撃の名手であることは説明されなかったんです。ただ、紹介されている時にウルトラガンの見事な腕前を披露してはいましたが。

フルハシが「地球防衛軍きっての怪力の持ち主」、アマギが「名プランナー」、アンヌが「ウルトラ警備隊の紅一点」と紹介されていたのにソガが射撃の名手であることは紹介されなかったとなると……実はソガが射撃の名手というのは後から作られた設定で、元々はなかった設定だったのではないかと考えたくなってきます。

まあ元からあった設定でも後から付け加えられた設定でも『必殺の0.1秒』が、その設定を活かしきった物語であったことに違いはありませんが。