ウルトラセブンの謎を徹底的に考察・研究 地球を代表して意思決定する事もある地球防衛軍の長官が持つ絶大な権限
ウルトラセブン考察・研究 地球防衛軍とウルトラ警備隊19
地球防衛軍の長官が絶大な権限を持つ理由
CCP 1/6特撮シリーズ Vol.070 ウルトラセブン ファイティングポーズVer.
by Amazon
超国家的な軍事組織である地球防衛軍
地球防衛軍は、激化する惑星間戦争に巻き込まれていた地球で宇宙からのあらゆる侵略から地球を守るために作られた超国家的な軍事組織です。
『ウルトラセブン』に登場した日本の富士山麓の地下にある極東基地の他にワシントン、ロンドン、ベルリン、モスクワ、シドニー、カイロに基地があり、総合本部はパリにあると設定されていました。
極東基地の最高責任者はヤマオカ長官でしたから、世界各地にある各基地にもそれぞれ長官がいて最高責任者としての役割をはたしていたと考えられます。
そして、総合本部はパリにあったわけですから、地球防衛軍全体の最高責任者がいたとすれば、そこにいたものと推察されます。
ただ、各基地にいる長官たちこそが地球防衛軍の最高責任者であり、長官以上の権限を持つ者は総合本部にもおらず、総合本部の最高責任者もまた長官であり、ヤマオカ長官とは対等の立場だったという可能性もあると思いますが。
絶大な権限を持っていたヤマオカ長官
パリにある総合本部に地球防衛軍全体の最高責任者がいて、各基地の長官を超える権限を持っていたかどうかは上記のように定かではありません。
しかし、極東基地の最高責任者だったヤマオカ長官が、「絶大」と言ってもけっして過言ではない巨大な権限を持っていたことは間違いありません。
なぜならばヤマオカ長官には
●「全面降伏に応じるか?」と迫ってきたクール星人に対して、誰と相談することもなしに「断る」と応じていた(第1話『姿なき挑戦者』)
●ゴース星人が降伏をしなければ30億全人類を皆殺しにすると迫ってきた時に各国首脳部を集めて対策会議の真似事をするという決定を一人でしていた(第49話『史上最大の侵略 後編』)
といった実績がありますからね。
地球全体・人類全体の運命がかかった重大な決断さえも誰に相談することもなしに下せるような、まさに「絶大」としか言いようがない巨大な権限をヤマオカ長官は持っていたわけです。
おそらく各基地の最高責任者である長官たちもヤマオカ長官と同じ絶大な権限を持っていたのでしょう。
地球防衛軍の長官が絶大な権限を持つようになった理由
地球防衛軍の長官が絶大な権限を持つようになった理由については
●『ウルトラセブン』の舞台になっている世界には地球に様々な侵略者が頻繁にやって来るため、侵略行為にたいする何らかの決断を即座にする必要に迫られた時には、国連や世界各国の首脳に相談することなく地球全体の意思決定を地球防衛軍の長官ができるようにする必要があった
●「宇宙からの侵略に対してけっして屈しない」という地球全体の意思統一が既になされていて、それに沿うかたちで防衛活動を行っている地球防衛軍の長官は絶大な権限を持つようになった
などといったことが考えられますかね。
続けて地球防衛軍とウルトラ警備隊20『地球防衛軍の総合本部や基地は地底ミサイルで壊滅していたのか?』のページをご覧ください
※当サイトの内容の無断転載・無断使用を固く禁じます