ウルトラセブンの謎を徹底的に考察・研究 第四惑星は地球を狙うのをやめたのか?
ウルトラセブン考察・研究 侵略者19
第四惑星はもう地球を狙っていないのか?
第四惑星の悪夢
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もしもダンとソガが悪夢を見たのではなく第四惑星が実在していたら!?
各話研究 第43話『第四惑星の悪夢』のページにはロボットたちが支配する星=第四惑星は実在せずダンとソガは悪夢を見ていたのではないかという推察を書かせてもらいました。
●第四惑星の言葉も文字も自動車も赤電話も何もかもが地球(それも日本)にソックリすぎること
●第四惑星で銃撃されて負傷したはずのソガに地球帰還時には、その痕跡が全く認められなかったこと
などを根拠にしてです。
しかし……もしも、第四惑星の何もかもが地球にあまりにもソックリだったこと、そして、ソガの負傷の痕跡がなくなっていたことには何か理由があり、やはり第四惑星は実在していたのだとしたら……その後、第四惑星が地球に攻撃を仕掛けてくることはなかったようですが、それはなぜだったのでしょうか?
まさかウルトラセブンが第四惑星のロボットたちを全滅させていたとも思えないが…
『第四惑星の悪夢』ではダンがウルトラセブンに変身した後、第四惑星の中枢施設を破壊し、さらに地球侵略のために飛び立った攻撃機を全滅させていました。
しかし、ウルトラセブンが第四惑星の長官をはじめとするロボットたちを全滅させてでもいない限り、資源(エネルギー)としての地球人類に一度目をつけた第四惑星のロボットたちが再び地球を狙ってくることも十分に考えられたと思うのですが……実際には、その後、第四惑星が地球を狙ってくることはなかったようです。
これは、ウルトラセブンが地球人に味方する以上、第四惑星の武力では地球を植民地化することは不可能という答えを第四惑星が誇るコンピュータが出したためだったのかもしれませんね。
第四惑星はロボットが支配する星ではなくなっていた!?
第四惑星の長官も署長も人間の若者たちに倒されていた!?
『第四惑星の悪夢』の脚本(脚本段階でのタイトルは『人間狩り』)は川崎高(=実相寺昭雄監督のペンネーム)・上原正三の共同執筆ということになっていますが、実際にはほとんど上原正三氏一人によって執筆されたようです。
そして、この脚本『人間狩り』では、人間の若者たちが決起してロボットの長官や署長を倒し、総合センターも破壊したことになっていました。
ですから、完成作品『第四惑星の悪夢』の中で、その場面が描かれることはありませんでしたが、長官や署長は倒され、第四惑星はロボットが支配する星ではなくなっていたのかもしれまん。
そうだとすれば、第四惑星が、その後、地球を植民地化し、地球人類を自分たちの資源(エネルギー)にしようとして攻撃を仕掛けてくることがなかったのは当然のことです。
続けて 侵略者20 『ピット星人 カナン星人 ボーグ星人 女性の侵略者は曲者ばかり』のページをご覧ください
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