『史上最大の侵略』でゴース星人がアンヌに代わっていた!?

ひし美ゆり子写真集 All of Anne : plus(オール・オブ・アンヌ:プラス)
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『史上最大の侵略 前編』ではアンヌが体調の悪化に苦悩するダンをそっと見まもっていたが…

ウルトラセブン』第48話『史上最大の侵略 前編』には自分の体調が悪化してしまったことに苦悩しているダンをアンヌがそっと見まもりながら

「ダン 一人で何をそんなに苦しんでいるの」

と呟いているシーンがあります。

アンヌのダンに対する愛情が感じられ、なおかつダンとアンヌに別れの時が迫っていることを暗示しているようにも解釈できるシーンだと思います。

しかし……コアなファンにはご存知の方が多いと思いますが、実は金城哲夫氏が書いた脚本では、体調悪化に苦悩するダンのことを陰からそっと見ているのはアンヌではなくて、なんとゴース星人だったんですよね!

完成作品『史上最大の侵略 前編・後編』ではウルトラセブンがモロボシ・ダンとして地球防衛軍・ウルトラ警備隊の一員になっていることをゴース星人が知っていたのかどうかは特にわかりませんでした。

しかし、脚本段階ではゴース星人はウルトラセブンがモロボシ・ダンであると知っていて、なおかつダンの様子を監視していたことになっていたんです。

『史上最大の侵略』でアンヌではなくゴース星人がダンを見ていたら

もしも、脚本通りに体調不良に苦悩するダンのことを陰からゴース星人が監視しているシーンが映像化されていた場合、ゴース星人はウルトラセブンが体調を悪化させていることを知っていて地球に対して攻撃を仕掛けてきていたということになっていましたね。

それはそれで悪くなかったかもしれませんが……もしもダンが自分の体調悪化を把握してゴース星人が攻撃を仕掛けてきたと知ったら、モスクワ、ニューヨーク、ロンドン、パリがゴース星人の地底ミサイルによって犠牲になったことに対してダン=ウルトラセブンはより責任を感じて苦悩することになっていたのではないでしょうか。

そう考えると、ダンのためには、体調悪化に苦悩する自分を陰から見ているのがゴース星人ではなくアンヌに代わっていて良かったということになりますかね。

『史上最大の侵略』を別れの物語として盛り上げるためにもゴース星人がアンヌに代わって良かった

また、『史上最大の侵略』をダンとアンヌの別れの物語として見た場合、やはり体調悪化に一人で苦悩するダンを陰から見ているのはゴース星人ではなくてアンヌであるべきだったようにも思えます!

脚本ではゴース星人だった体調悪化に苦悩するダンを陰から見ている者が完成作品『史上最大の侵略 前編』ではアンヌに代わったのは、脚本を書かれた金城哲夫氏以上に監督の満田かずほ氏が『史上最大の侵略』をダンとアンヌの別れの物語として捉えていたためなのかもしれませんね!!

それに……アンヌが、脈拍360、血圧400、熱が90度近くもある状態になったダンの異変に何もきづかないような鈍感な女でなどあるわけがありませんしね!!!

【2018年3月27日】

この記事と関連性が大きい

『脈拍360、血圧400、熱が90度近くになっていたモロボシ・ダン』

も是非ご覧ください

続けて 友里アンヌ13『アンヌが宇宙人の捨て子ウリーを育てていた理由』のページをご覧ください

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