ウルトラセブンがいなければ赤いヒーローたちは存在しなかった!?

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ウルトラセブン以外にも数多くいる赤いヒーローたち

体が赤いヒーローというと私が真っ先に思い浮かべるのはウルトラセブンですが……まあ、こんな『ウルトラセブン考察・研究』なんていうサイトを作っている男なんですから、当然ですよね。

しかし、ウルトラセブン以外にも体が赤いヒーローは

●レッドマン(幼児向け番組『おはよう!子供ショー』内の1コーナーとして1972年4月~放映の『レッドマン』に登場)

●ゴッドマン(幼児向け番組『おはよう!子供ショー』内の1コーナーとして1972年10月~放映の『行け!ゴッドマン』に登場)

●アイアンキング(1972年10月~放映の『アイアンキング』に登場)

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●ファイヤーマン(1973年1月~放映の『ファイヤーマン』に登場)

●ウルトラマンタロウ(1973年4月~放映の『ウルトラマンタロウ』に登場)

●ウルトラマンレオ(1974年4月~放映の『ウルトラマンレオ』に登場)

●ズバット(1977年2月~放映の『怪傑ズバット』に登場)

●メガロマン(1979年5月~放映の『メガロマン』に登場)

●シャリバン(1983年3月~放映の『宇宙刑事シャリバン』に登場)

などなどといったようにたくさんいます。

スーパー戦隊のリーダーもほとんどは赤(レッド)ですよね。体が赤いというわけではありませんが、赤影という仮面の忍者もいました。

ウルトラセブンがいなくても赤いヒーローたちは存在していたか!?

これだけ体が赤いヒーローがたくさん登場したのは、赤という色がインパクトが強烈で子供に人気がある色だからこそなのでしょう。

第二期ウルトラシリーズ後半に登場したウルトラマンタロウ、ウルトラマンレオの体が赤だったのは、ソフビ人形などの玩具が色が赤だとよく売れたためだとも言われています。

では……もしも、ウルトラセブンという赤いヒーローが存在しなかったとしても、いずれ体の赤いヒーローは登場し、赤はヒーローの定番カラーとして定着していったのでしょうか?

そうかもしれませんが……そうではなく、まず最初にウルトラセブンという子供たちが憧れるに足る赤いヒーローが登場したからこそ、後に赤いヒーローたちが次々に登場したのではないかと私は思っています。

昔の男の子は赤い物を持つのを恥ずかしがった

前述した赤が「子供に人気がある色」という言葉と矛盾するようになってしまうかもしれませんが、昔、男の子は赤い物を持ったり、赤い服を着たりするのを恥ずかしがり嫌ったものでした。

赤は女の色で、男の子は赤い物を持ったり赤い服を着たりしないものだという考えが広く浸透していたためです。

昔は「男の子=黒・女の子=赤」と決まっていたランドセルの色がカラフルになった現在でも男の子が赤いランドセルを背負っているのを見たことはありませんから、完全にそのような考えがなくなったわけではないかもしれませんが……昔の男の子たちが現在の男の子たちよりもずっと赤い物を持ったり、赤い服を着たりすることを恥ずかしがり嫌っていたことは間違いありません。

ウルトラセブンが赤をヒーローの色として定着させた!!

ですから、今から半世紀前にウルトラセブンという赤きヒーローが登場していなかったら、もしかしたら、赤がヒーローの色として定着することはなかったのかもしれないと思うのです。

その場合、上に挙げたような赤いヒーローたちも誕生することはなかったでしょうし、スーパー戦隊のリーダーのほとんどが赤(レッド)となることもなかったかもしれませんね。

ウルトラセブンは元祖赤いヒーローであり、また赤いヒーローの開拓者(日本にヒーローの色としての赤を定着させた)でもあったのだと思います。

【2017年12月31日】

続けて作品世界多角的研究16『市川森一氏脚本回の『ウルトラセブン』に必ずあった”裏切り』のページをご覧ください

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